出張先乗りで某地方都市に行った。
地方都市だけあって、駅・駅前のビジネスホテル・コンビニ・スーパー・タクシーの少ないタクシー乗り場とバスくらいしかなかった。
強い雨の日だったので、ビジネスホテルから一歩も出る気がない。
それ以前にホテル周辺に何もないような気がする先述の状況。
晩御飯を入手するためにコンビニに行こうとしたら、ホテルが夕食を用意してくれてた。
夕食といってもなんてことはないカレーだが、こんな状況だけにありがたい。
多分ほかの人も同じ思いだったのかして、食事場所と化したロビーは混雑している。
お盆を手にたじろいでいると、気を利かせてビジネスマン二人組みが席をあけてくれた。
そこに座りカレーを食べていると声をかけられた。「ここ座っていいですか。」と。
目の前に、新人+αくらいの年齢の女性がスーツスカートとブラウス姿で立っていた。
雨にぬれたのか、シャワーを浴びたのか、髪は乾いているものの艶気がある。
別に下心も何もなく、女性を促すというか女性の提案を受け入れるというか、座ってもらった。
なんと言うこともないのだが、俺を見て女性が話しかけてくる。
(相手)「お仕事でこちらへ?」
(私)「ええ、そうです。そちらもお仕事で?」
(相手)「世間は休日なのに笑」
(私)「まったくですよ。雨で電車もトラブルでるし。散々です。」
(相手)「もしよかったらどういったお仕事を?」
(私)「(当日は正直に話したが、ココは自粛させてくれ。)」
しかし周りはまだ混雑しているので、そうそう長居するわけにも行かない。
(私)「それでは。お疲れ様です。」
と、食べ終わった俺はそそくさと席を立った。
それから2時間ほどしただろうか、お酒がほしくなりロビーの自販機へ行くと先ほどの女性が同じく自販機で酒を買おうとしていた。
いまだにスカート姿。でも考えれば女性はなかなか着るものがないか。
ここで双方無駄話。
(私)「部屋で酒飲むくらいしかすることないですね・・・」
(相手)「ですよね。でもあんまりないです。」
(私)「たしかに・・・ビールばっかりだな。」
(相手)「チューハイとか。」
(私)「んー。コンビニ行ってみます?」
(相手)「行ってみます?」
と、いうわけで道路向かいのコンビニへ行くこととなった。