僕の趣味は緊縛。
その先の行為よりも、女性を美しく縛り上げる事に魅力を感じている。
その日、僕はハプニングバーで対象者を探していた。
「こんばんは。隣いいですか?」
やって来たのは20代前半位の若い女性だった。
触り心地の良さそうな丁度良い肉付きに胸はCカップ位だろうか。
なかなかの素材だ。
話してみるとソフトSMに興味があるようで「痛くないなら縛られてみてもいいかな?」なんて言っている。
「痛い事はしないし、痕も残らない程度にするから僕に縛られてみない?」と誘いをかけると彼女はあっさりとOKを出した。
本来なら麻縄できっちり縛りたいのだけれど、相手は緊縛初心者で、しかも初対面。
ここは木綿のロープで我慢しておこうか。
鞄からロープを取り出し準備を始めた。
と、そこへ1人の男性が話しかけてくる。
「自分にも何か手伝いをさせて貰えないか?」と。
僕は彼女にバレないようこの男性に協力を仰いでおいた。
彼女を少し広めの空間へ誘導し、下着姿にする。
両手を背後に回し手首を固定した後、胸の上下にロープを回し乳房を強調させるようにする。
後手縛りだ。手首を後ろで固定されているので簡単に上半身の動きを封じる事が出来る。
緊縛初心者にはたったこれだけで充分キツイはずだ。
このまま股縄を通し完全に緊縛してしまうよりも今回は先ほどの男性に任せ、その後の行為に及んで貰う事にした。
男性は自分で緊縛する事は出来ないが、緊縛状態にある女性と行為をしてみたいと僕に言っていたのである。
その事を彼女に耳元で告げると
「えっ?何?きゃっっ」
我慢しきれなかったのか男性がブラをずらし彼女の乳房に吸い付き始めた。
ほんの数秒抵抗していたようにも見えたがピチャピチャと厭らしく音を立て乳首をしゃぶり始めると彼女は嬌声を洩らし、まんざらでもない様子だった。
その様子に僕は安心して「あとは彼が楽しませてくれるからね。ごゆっくり」
そう言ってカウンターへ戻り、男女の痴態をのんびりと眺める事にした。