なるほど、見せられないからこそ創意工夫の余地が生まれたというわけだ。さらに、大坪さんによると、日本と欧米ではAVの“撮り方”にも大きな違いがあるという。
「日本は様々なアングルからできるだけセクシーに女優を撮ろうとしますが、欧米では行為そのものを撮る。そのため、男女のカラミ全体が映るような引き気味のアングルが多いですし、男優があまり映らないようにするなどの配慮もほとんどありません。演技も比較的大げさで、声も大きいですね。また、日本の作品と比べると構成上のメリハリもなく、我々からすると一本調子に見えてしまうかもしれません」
それもこれも、モザイクが必要ないため、シンプルに見せることを追求した結果なのだろう。また、単調な作品が多くなる要因は、もうひとつあると大坪さんは言う。
「アメリカは契約社会。ポルノ女優(AV女優)も、撮影前に分厚い契約書にサインをします。そこには、撮影内容からセリフ、さらには体のアザの位置まで克明に記されている。ですから、流れの中で柔軟に作品の内容を変えていくことができませんし、変わった内容だと女優がサインしてくれなくなる可能性も。こうしたことも、同じような作品ばかりになる原因といえるかもしれません」
いずれにしても、我らが日本のAVは、モザイクのおかげでここまで進化したといえそう。大坪さんいわく、「日本でもモザイク無しが解禁されたら、単調な作品ばかりになるかも」とのこと。が、現状ではそんな心配(?)はなさそうだ。
[R25]
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