それでも、今M子は何かいやらしいこと、つまり自分がオナニーをするのと同じくらいにいやらしいことをしているのだと思い、さらに僕の興奮は度合いを増して行きました。
きっと、M子が誰にも見られたくないと言う恥ずかしい行為を、こっそりと見ているのだと言う実感がもたらす興奮だったと思います。
心臓はバクバクと破裂しそうなほどに激しく収縮を繰り返し、頭がくらくらとして息苦しさを覚えるほどでした。実際、視界の中にちかちかと星のように瞬くものが見えるくらいでした。
まもなくM子は左手に持っていた雑誌を床の上に置きました。そして背もたれを後方に倒し、お尻を前方にずらしました。だらしなく座っている感じです。
僕の視線はM子の右手の動き、そして恥骨の盛り上がり部分に集中していました。さらに一分、或いは二分ほどが過ぎたでしょうか。
M子が座椅子を後方に押しやり完全に床の上に仰向けになり、いわゆるM字に両脚を開いたのです。
ベッドの下に居る僕の視界は限られていて、お腹の辺りより上のほうは死角になっていました。太腿も途中までしか見えなくなりました。
姿勢を変えながらもM子はショーツの上から陰部を撫でるように擦り続けていました。一体彼女は何をしているんだろう。女の人もおしっこが出てくるところを触ったら気持ちよくなるんだろうか。
そんな疑問とともにやはり、見たいものが見たくなりました。(あぁ、マ○コが見たい。M子ちゃん、こっちに向かって股間を開いてくれぇ)
ショーツをはいた状態でしたが、股間の割れ目を見たいという衝動に駆られた僕は、ベッドの下から祈り続けました。
そしてふとM子の触り方が変わっていることに気がつきました。それまで掌を股間に押しけるようにして陰部全体を擦っていたのですが、今度は指だけで触っているようなのです。
今なら、中指で割れ目を、時にはクリトリスを集中的に擦っているのだなと想像できますが、当時の僕にはそれがわかりません。そもそもクリトリスの存在すら知りませんでしたから。
僕はますます、横からではなく彼女の足元のほうから見てみたいと思い、さらに、こっちに向けて股間を開いてくれと祈りました。