自分では息を潜めているつもりでしたが、今にして思えばかなり、「はぁはぁ」言っていたかもしれません。そして、M子も次第に呼吸が途切れがちになっていきました。
ラジオの音量がやや大きめだったので聞き取りにくかったのですが。右手の動きも速度を増していき、それにつれて身悶えするように足を閉じたり、開いたり、腰をくねらせたりし始めました。
エロビデオのような激しさはありませんでしたが、中一の僕にとっては衝撃的なエロさでした。
我慢の限界に達した僕は、うつぶせの状態で少し腰を浮かせ右手でズボンの上からでしたがギンギンのチンコのポジションを修正し、包茎の先端部分を摘んだり、開放したりしてオナニーを始めました。
M子は僕にオナニーを覗かれているとは知らず、さらに右手の動きを速めていきました。そして「あっ」と小さな喘ぎ声を漏らした瞬間、僕のほうに背を向ける形でエビのように背中を丸め、びくっ、びくっと体を震わせました。
何が起こったのか当時の僕には理解できませんでした。その後、暫くぐったりとしていたM子は立ち上がりました。未だM子のオナニーが終わったことを理解してなかった僕は次は何が起きるのかと息を詰めて待っていました。
やがてM子はショーツを脱ぎ、新しいショーツに履き替えたのです。その後、M子は部屋を出て行きました。
M子が部屋を出て行くと、僕は見つからずにここから出て行くチャンスだと思い、ベッドの下から這い出しトイレに向かいました。トイレには先客が居ました。
トイレの外で待っていると、出てきたのはM子でした。僕はどぎまぎとしましたが、何も知らないM子は「あら、みんなT君(僕)が居ないって、心配してたよ」 と言いました。