昔、不動産賃貸の仕事やっておりました。
友達の部屋を探してあげたりとかもちょくちょくあったんですよ。
そんな中にかおりって子がいたのです。高校時代の同級生だったんだけど、社会人になってから親元離れたいって言って。
でもあんまり予算が無いから安くていいとこ紹介してくれって感じで。
ホントに予算が『それなり』だったから、やっぱり『それなり』の物件になったのな。
小奇麗なんだけど知る人ぞ知る壁の薄いトコ。
もちろん最初に『壁ちょと薄いからな。いいか?』って聞いておいたけどな。
あんまり贅沢言えないからいいよ、とのことだった。
まぁその時は別に問題なかったんだが・・・。
半年以上過ぎてからか、かおりの隣の部屋が退去して空室になしました。
ちょうどその頃新人さんが入ってきて、勉強のために部屋を一緒に見せてあげてた。
“物確”っていうんだが、たまたまその日はそのコーポの鍵が店にあったので見せてあげる事に。
行く途中に『この部屋の隣、俺の女友達なんだぜ〜』とか会話しながら。
まぁそんなこんなで部屋まで着いたわけよ。へぇ〜、綺麗なトコじゃないですかぁ、と新人さん。
『まぁな。でもこのシリーズは壁薄いから気をつけろよ、色々とな』
とか言いながら部屋に入っていったら、隣の部屋から声が。
『あ、だめ・・・。んぅぅ、すごい・・・』
おいおいおいおいおいおい!!
かおりがやってるぅぅぅううう!!!
ホンットに壁薄いんだな〜って妙に納得。
なんか隣の電話の声すら聞き取れる、ってかおりが笑いながら言ってたっけ。
だったらヤルなよ!昼間から!
しかも仕事サボってんじゃねーよ!こないだ派遣でCADオペやるって言ってたじゃねーか!
『ねぇ・・・もう入れたいよ・・・』
新人さん(女の子)絶句です。俺もなんか意味不明のリアクションです。
新人さんが、ねぇ・・・アレってやっぱり・・・。とか言ってるうちに隣ですでにギシギシいわせています。
『あぁ!もっと!奥までついてぇ!』
『んぅぅ、だめ・・・気持ちいぃよぉ・・』
いや〜、ここまで鮮明に聞こえると思わなかったですよ、わたしも。