梅田はトモヤのそんな姿をほくそ笑んで見ていた。
「これで邪魔する奴はいなくなった。たっぷり楽しませてもらおうか…」
「ひいっ、お願いですっ、やめて下さい、痛いの…」
「うるせえ。そのうちよくなるから黙っとれ!」
梅田はその様子をスマホで撮影しながら、容赦なくペニスをズボズボと出し入れし始めた。
気の遠くなるような痛みに加え、トモヤが自分を置いて逃げてしまったという絶望的な状況が恐怖に拍車を掛ける。
そんなミユキの気持ちに構うことなく、悪魔のような男はさらに腰を振り立てる。
「オラッ、イクぞっ…、中に出してやろうか?」
「いやっ、ダメェ!」
「じゃあ、口で受けろ。ちゃんと準備しろよ!」
肉竿の幹がグンと太くなった瞬間、血まみれのペニスが引き抜かれ、ミユキの口内に押し込まれてきた。
「飲め飲め、全部飲め。ウシャシャ…、自分の処女膜はどんな味だ?」
その後、駆け付けた警察官によってミユキは保護され、病院に運ばれた。
処女膜裂傷で全治1週間のケガを負っただけでなく、クラミジアにも感染させられていたことが分かった。
「強姦されたことはショックです。でも、彼が逃げてしまったことはもっとショックでした…」
これを機にトモヤとミユキは別れることになった。
失恋というにはあまりに苦い衝撃を引きずり、ミユキは重度のPTSDになった。
その後、梅田は元カノの車をバットでボコボコに殴ったという器物損壊容疑で逮捕された。
その取り調べ中にミユキに対する強姦致傷容疑が発覚。
さらに別の高校生カップルも襲撃し、抵抗した男子高校生をバットで殴って全治6週間のケガを負わせていたという事件も分かった。
だが、梅田はミユキの事件について、「入れたのは指だけで、強姦はしていない」と容疑を否認した。
「クラミジアに感染したとすれば、指に付着した菌が膣に触れただけだろう。
彼氏が『彼女はバージンなので膣に入れるのはやめて下さい』と泣いて頼むので入れなかった」
だが、裁判所は「被告人の主張は不合理だが、被害者の証言は実際に体験しないとできないものと認められる」として、梅田に懲役10年を言い渡した。
女を守るのは男の責務だが、10代のトモヤと同じ立場なら、ヤクザを名乗る中年男に反撃できただろうか。
(文中の登場人物はすべて仮名です)
[via:http://wjn.jp/article/detail/6211720/]