「でもさ・・・」
「なに?」
「ビニール紐で直接縛ると肌に後が残ると思って勝手にタンスの引き出し開けてタオル探したんだけどね」
「うん・・・」
「その時見つけちゃったんだよね(笑)」
「なにを?」
「バイブ(笑)」
「!!」
「これ、突き刺した俺帰るから」
「えっ!?」
「こんな風に・・・」
俺はバイブを手に取り、加奈子のヴァギナに押し当てた。
「えっ?だめだめっ!」
「どうして?いつもご愛用でしょ?」
先端が飲み込まれる。
「あんっ!・・・ちょ、ちょっとぉ~いやっ!」
容赦なく奥まで挿入してやる。
「いや~んっ!お願いやめて」
「やめられない(笑)」
スイッチを入れる。
バイブが元気よく振動するモーター音が鳴り響いた。
「ぁああぁぁ~!!」
加奈子が身悶える。
「手放しにしたら抜けちゃうかな?」
「し、知らないよ~ぉ!」
「固定しておくね・・・」
傍らのビニール紐でバイブをグルグル巻きにすると、その先端を加奈子の首まで伸ばし首の後ろを経由して再びバイブに巻きつけ縛った。
「これで抜けないよ」
「いやっ!こ、こんなひどいこと・・・」
「朝まで何回逝けそう?」
「知らないよ~ぉ!!」
俺はそのまま加奈子を放置し、トランクスとジーンズを穿いた。
「じゃあまたね♪」
そして部屋を後にする。
縛り上げた両手は、動かしているうちに緩んで手首が抜ける程度にしか縛っていない。
おそらく1時間と経たず、拘束から逃れることができるだろう。
その後、あの店に行っていないのであの後加奈子がどうなったか知る術もないが、きっと拘束から脱出するまでに何度か逝っちゃったに違いない。
『吉沢明歩が人生で一番酔っぱらって乱れた夜』