そのまま、スコンと糸が切れた操り人形みたいな感じで床に座り込み、まったく動きもしゃべりもしなくなった。
「なんだよ、また失神かよw めんどくせぇw あーあ、ビッチャビチャ、、」
サトシが、そんなグチを言いながらも、床を拭いたり、嫁の体を拭いたりしている。
そして、嫁に服を着せ始める、、、
何とも言えない、慣れた感じで着せていくサトシ、、、初めてではないらしい、、、
僕は、とんだ間抜け夫だったようだ、、、
そして、すでにスヤスヤと寝息を立てている嫁を横に、手際よく片付けをしたサトシは、そっとドアを開けて出て行った。
結局何も出来なかった僕。
裏切っていたサトシは許せないと思うけど、それ以上に嫁が信じられなかった。
イヤイヤと言いながら、結局おかわりまでした、、、
だけど、一番怖いのは、浮気していたことを、まったく僕に気取られずに今日まで来たことだ。
僕が鈍感なだけかもしれないが、それ以上に女は怖いとあらためて思い知った。
そして、色々と考えて眠れずに、結局朝になった。
今日は休みなので、ゆっくり寝ようと思っていたが、それどころではなかった、、、
僕はとりあえず頭をしゃっきりとさせたくて、コーヒーを入れ始めた。
嫁は、サトシに運ばれて、ソファの上で毛布をかぶって気持ちよさそうに寝ている。
そりゃ、失神するまで気持ち良いセックスをすれば、良い睡眠が出来るだろうと思う、、、
そして、コーヒーを入れ終わる頃に、
『私も飲む~』
と、嫁が甘えた声で言ってきた。
僕は、メチャメチャ狼狽した。
「あ、これ飲んでて」
焦りながら、自分が飲んでいたのをとりあえず渡した。
それをニコニコとした顔で受け取りながら、一口飲み、
『ふふw 間接キス~♡』
と、嬉しそうに言った。
さっきまで、他の男と生ハメ中出しセックスをしておきながら、よくこんな態度が取れるものだと、逆に感心した。だけど、可愛いと思う僕もいる、、、
思わず「じゃあ、直接」そう言って、嫁にキスをした。
キスをして、すぐにさっきまでサトシとキスをしてたな、、、 うがいもしてないじゃん、、、 そう思って、凹んだ。
と言うか、今の嫁の体内には、少なくても2発分のサトシの子種が入っているはずだ、、、
そういえば、サトシは嫁に服を着せるときに、ショーツとあそこの間に、ティッシュを挟み込んでいた、、、
アレは、精子が流れ出てきたときのことを考えた配慮だと気がついた。
そんな事を自然の流れでするくらいに、嫁に生で注ぎ込んでいるのかと思うと、泣きそうだ。
僕らには、まだ子供はいない。結婚して半年も経っていないので、まだまだこれからだと思っていた。
なので、僕は嫁と避妊をしながらのセックスしかしたことがない。
嫁の生膣を味わったことがないと言うことだ、、、
嫁は、僕と初めてしたときに、処女ではなかった。
でも、経験が少ない感じだった。僕以前には、一人としか付き合ったことがないと言っていたし、それを信じていた。
演技だったのかも知れない、、、そんな黒い思いが浮かんできてしまった、、、
『ねぇ、せっかく早起きしたから、今日はデートしよっ!!』
元気いっぱいの嫁、、、思い切りストレス解消して、ぐっすりと深い眠りをして、フル充電した嫁はハイテンションだった、、、
結局、僕は色々な思いを少しも表に出せずに、いつも通り嫁の言いなりで一日をスタートさせた、、、