1.オーガズムってなに?
「オーガズム」は生理学的・医学的には、男女ともに生殖器周辺の筋肉の素早くリズミカルで強力な収縮、および心拍数・呼吸数・血圧の増大や瞳孔の拡散などを特徴として定義されています。
ただ、もちろん心理的なものもあり、総括された定義は定まっていないのが実情。つまり筋肉の緊張がマックスに達して、そこから解放されたときの体と心と脳波の変化であり、一言でいえば、「気持ちいいという言葉ではくくれないほどの快感。絶頂感」です。
2.オーガズムには個人差がある?
心理的なものが絡むとなれば、これはもう個人差が大いにあると思ったほうがいいでしょう。肉体だって、他の人と自分とは違う。そこにさらに気持ちが加われば、千差万別。
実際、オーガズムは,一瞬感じるだけだったり、比較的短期間しか続かない女性もいれば、いったん感じたらかなり長い時間、感じ続ける女性もいます。波状のように何度も得られる人もいます。
他人が感じている「オーガズム」と、自分が思っているそれとが同じなのかどうなのかは、誰にもわかりません。ひょっとしたら、自分が「オーガズム」だと思っていても、実際にはオーガズムを得たときに示すはずの脳波の状態にはなっていないかも。つまり、オーガズムとはこういうもの、こうならなければいけないものと決めつける必要はないのです。
3.得られないからと焦らないで
オーガズムを得られない人の中には、「もうちょっと気持ちよさの先があるような気がするけど、なかなかそれが手に入らない」「つかめそうでつかめない」と表現する女性がいます。それはたぶん、もうじき手に入るはず。
「100人と1回ずつセックスするより、1人と100回セックスしたほうがオーガズムを得られやすい」という説もあります。おそらく、彼との間で体が慣れ親しみ、それと同時に心理的にもリラックスしやすくなると、手に入るものなのかもしれません。いつか手に入ると考えて、彼とのセックスを楽しむことが重要です。
4.いつも得られるとは限らない
オーガズムは、一度得られれば得られやすくなると言われています。それでも、いつも得られると言う人はほとんどいません。自分と相手の体調、精神的なものなどがいい感じで一致したとき、「やってくる」ものなのです。
仕事でストレスまみれだったり、心配事があって集中できなかったりすれば、オーガズムは遠ざかっていきます。そんなときでも、「こういうこともある」と気楽に考えられれば、またそのうち絶頂感はやってくるはずです。
おわりに
「イク」か「イケない」か、女性にとっては大問題かもしれませんが、セックスの目的はそれだけではないはず。オーガズムを得るためには、逆にオーガズムにとらわれないほうがいいのかもしれません。目の前の彼と工夫しながらセックスを楽しむ。それがオーガズムにつながっていくのだと思います。
[引用/参照:http://mdpr.jp/love/detail/1374739]