あるレイプ作品の現場を例にあげてみよう。撮影はY県の某廃工場で真冬に敢行された。内容を端的にいうとドッキリレイプだ。女優は普通の露出モノ撮影だと聞かされていた。つまり、自分がこれからレイプされるとは微塵にも思っていない。いかにマネージャーの許可が下りているとはいえ、本人たちにとっては“ガチレイプ”である。女性権利団体が聞いたら、顔を真っ赤にして怒り狂うだろう。
だが、女優はちがった。男たちに迫られて、はじめは罵声を浴びせながらリアルな抵抗を見せていたものの、次第に彼女たちはあることに気づいて態度が急変した。そう、カメラが回っていたのだ。
そこからはアドリブである。抵抗しながらも男たちの極悪非道な仕打ちも受け入れていく彼女たちは、途中でドッキリだと察すると最終的にはレイプを受け入れなければならないと瞬時に判断したのである。そのとき気温は0度を指していた。
暖房のない山中の廃工場で彼女たちは裸になり、時折涙を流しながら、男優たちに“犯され”たのだ。
そのシーンの直後に監督が撮影を中断してすべてを説明。そのときに某女優が発した言葉がまたスゴかった。