AVの撮影現場というと、どこか陰惨なイメージを抱いている人も少なくないであろう。特にハードな撮影(アナルやレイプモノなど)は、女優もイヤイヤ出演しているのではないかと勘ぐる人がいるのも事実だ。
しかし、それは世間一般のAVに対する偏見である。社会的なニュースになるのが女優の自殺や逮捕などといった類いばかりだからだ。月に3000タイトルは発売されているなかで、過酷な撮影を行っているメーカーなど、ひと握りしか存在しない(映像が過酷であることに間違いはないが)。
AVの撮影に対する偏見は、まさに木を見て森を見ず、なのだ。
では、実際にどのような雰囲気のなかで撮影が行われているのか。筆者は単体女優から企画、スカトロやSMまでノージャンルで撮影現場の取材に赴いた経験がある。なかには1千万円近くの予算をかけて、盛大に爆破した企画モノまで間近で見てきた。その経験から言わせてもらえば、撮影現場における女優は“真のプロ”である。