これも時代の流れなのか――。
米男性誌「PLAYBOY」が来年3月からフルヌード写真の掲載をやめる。
同誌のコリー・ジョーンズCEOが米紙ニューヨーク・タイムズに明かしたもので、創始者のヒュー・ヘフナー氏とも合意しているという。
1953年に創刊された同誌の最大の売りは、美しい女性のヌードグラビア。
グラビアに採用されたモデルは「プレイメイト」と呼ばれ、パメラ・アンダーソンなど数々のセックスアイコンを輩出してきた。
さらに有名人がヌードを披露することも多く、創刊号では女優マリリン・モンローのヌードを掲載。
ドリュー・バリモア、リンジー・ローハン、シャロン・ストーン、キム・ベイシンガーらもヌードになり、男性読者に夢を与えた。
雑誌のアイデンティティーともいえるヌードをなぜ今、取りやめるのか。
スコットCEOは、いまやネットを通じワンクリックでありとあらゆる性行為が見られる時代であり、ヌードは「時代遅れ」としている。
既にウェブ版では性的な記事を排除し、職場でも安全に読めるものに変更した。
来年3月のリニューアル後も「挑発的なポーズの女性の写真は掲載する」ものの、フルヌードはなくなる。
時代の流れとはいえ、少々寂しい話だ。
[引用/参照/全文:http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/459839/]
Playboy誌は決して単にポルノだけではなかったし(高名な寄稿者には、トルーマン・カポーティ、アレン・ギンズバーグ、ジョン・アップダイクなどがいる)、若い男性だけを対象にした雑誌でもなかった。
ヘフナー氏は最初の編集後記の中で、Playboyは、「ピカソ、ニーチェ、ジャズ、(そして)セックスについて」落ち着いて論考することを好む男性のための雑誌だと述べている。
同誌が今後、ヌードを掲載せず「少し上品に」になることは、このライフスタイル・ブランドにとって良いことに違いない
「NY Times」の記事によれば、2015年8月、同誌のウェブサイトでヌードの掲載をやめてみたところ、1カ月のユニークユーザー数は400万人から1,600万人に増え、閲覧者の平均年齢は47歳から30歳に若返ったという。
[引用/参照/全文:https://wired.jp/2015/10/15/playboys-logo/]