秋葉原や池袋に多くある「JKリフレ」や「女子高生リフレ」と呼ばれるマッサージ店が一斉摘発されるというニュースが報じられた。
バイトの女子高生が個室で男性客に「肩もみ」や「添い寝」などのサービスをする店舗で、数年前から秋葉原や池袋を中心に拡大していた。
以前から問題視されていたのだが、サービスが年少者労働基準規則で未成年の就業を禁止した「特殊の遊興的接客業」にあたると判断し、強制捜査に踏み切られた。
なぜJKが「肩もみ」や「添い寝」のバイトに群がるのか。
今回は、バイトしているJKから直接聞いた話をご紹介しよう。
近年、JKリフレ全盛の時代となり、秋葉原を歩いていると、メイドのコスプレをした女の子よりも女子高生姿の女の子を見かけるようになった。
特に秋葉原駅の南側にはJKリフレのチラシを配っているJKたちで溢れ返っている。
着ている服は衣装ではあるものの、実際に女子高生なのだ。数分歩けば、先ほどのJKみたいな女の子たちが次から次へとお店のチラシを手渡ししてくる。
サービスはどこも似たようなもので、肩もみや手もみといった「リフレ」は20~30分で2000~3000円、60分で5000~6000円ほど。
また、個室でサービスを受けられる「膝まくら&トーク」は30分4000円、「膝まくら&リフレ」は30分5000円と少し高くなる程度。ほかにも「撮影コース」があったり、オプションでチェキを撮ることも可能。
また、店によっては「ハグ」だとか「抱っこ」だとか「ビンタ」「踏みつけ」といったオプションもある。さらに、JKリフレで最大の特徴は「お散歩」や「お出かけ」、「観光案内」というコースがあることだ。
要は店外デートで、店によって異なるが60分で6000~8000円ほど。
いったんマッサージをしてもらって会話を楽しんでいると、女の子も「お散歩をしよう」と勧めてくる子がいる。
JKリフレで働く女子高生のRちゃんに話をきいたところ、
「手っ取り早く稼ぎたいから、お散歩コースに行って、エッチなこともしてるよ。もちろん禁止だし、私は手と口までだけどね(笑)。でも、援交やってる子もいる。来る客も、それ目当ての人が増えたな~。」
この性的サービスは業界内で「裏オプ」と呼ばれている。
なぜJKリフレが手コキやフェラ、セックスといった過激な性的サービスの温床となってしまったのか。
JKリフレにも詳しいガールズバー経営者によると、 女子高生たちの給与体系に原因があるという。というのも、時給は名ばかりで、ほぼ完全に給料は歩合制。
そのため、指名やオプションを取らないと給料がもらえない仕組みになっている。数時間働いてもほとんど稼げないため、「お散歩コース」で歩合を稼ぎ、さらに「裏オプ」で手っ取り早く稼ぐというわけだ。
今回の摘発で、秋葉原や池袋に多く見られたJKリフレはどうなるのだろうか。しばらくはおとなしくなるだけでまた復活するのか、他の地域に移るのか、また形態を変えて同様のサービスが生まれ変わるのだろうか。