とある友人男性Aから、こんなクレームが私のもとに入った。
ヤリマン, 女の生態, 残念な人「昔、ゴメスさんに飲み会だかなんだかで、『あのコ、ヤリマンだから』って紹介してもらったH美ちゃん、いたじゃないですかー。
オレ、実はあれからず~っとつないでて、昨日初デートしたんすよ。でもね、けっこう飲ませたのに、『明日、朝早いから』って、あっさり終電で逃げられましたよ。ゴメスさんのせいで、飲み代とかムダにしちゃったんですけどぉ」
“ヤリマン”の定義を勘違いしている浅はかな男の典型的な例である。21世紀もすでに10年以上過ぎたこのご時世に、こんな基礎の基を語るのも情けないかぎりだが、しかたない。おさらいしてさしあげよう。
そもそもヤリマンとは、僕の経験上、「相手に抱く好意以前の好奇心を衝動とし、その衝動の程度によっては会った初日からその男を試し食いするのも躊躇しない女性」のことを指す。ここでひとつ、見逃してはならないのが“相手に抱く好意以前の好奇心を衝動とし”という部分だ。つまり逆の見方をすれば、ヤリマンは“好意はおろか、好奇心すら抱くことのできない相手には股を開かない”のである。自称「ヤリマン」を公言し、ボクの友人を容赦なくぶっちぎったH美ちゃんに電話取材を敢行した。